健康におすすめのスポーツ〜水泳〜
こんにちは!
カロリートレードジャパン四日市店
担当トレーナーの加藤です!
本日のテーマは
「水泳がもたらす健康効果について」
です!
前回はランニングについて解説していきましたが、
今回は、同じくダイエットの定番となっている
水泳について解説していきます!
水がもつ特徴について
前回解説したランニングと水泳では何が違うのか?
そう、「水の中で行う」ということですね!
スポーツの現場でも、
怪我からの復帰時のリハビリや試合後のリカバリーで
プールを使用することがあります。
その理由は、水がもつ特徴をうまく使って、
体により良い効果をもたらすためなんです!
特徴①・・・「浮力」
水中で体が軽くなったように感じるのは、
「浮力」が働いているからです。
水中で動き回ろうとすると、
浮力が働きフワフワ(プカプカ?)とするため
バランスが取りにくくなります。
この時、体幹や股関節周囲の筋肉が働き、
バランスを取ろうとします。
加えて、浮力により荷重が軽減するため、
下半身に怪我を抱えている場合や、
高齢者の方でも、
転倒を予防しつつ、
負荷を減らして運動をすることができます!
特徴②・・・温度
プールなど、一定の条件に管理できる施設では、
目的に応じて水温が管理されています。
<公共のプール>
運動することにより体内で熱の産生が高まるため、
体温よりも少し低めの、28〜32℃になっていることが多い。
<競泳用プール>
競泳用のプールでは、さらに高い強度の運動が行われることを想定し、
公共のプールより低い温度になっています。
最も記録が出やすい温度は25〜27℃と言われています。
<療養を目的としたプール>
療養を目的としたプールでは体温に近い34〜36℃くらいで
水温が設定されている場合があります。
この温度では、ヒトは暑さや寒さといったストレスを感じにくく、
リラクゼーション効果が高いとされています。
この温度設定の違いによって、
さまざまな健康効果があります。
水温が低ければ、体から熱が奪われていくので、それに対して体温を保とうと熱を産生し続ける必要があります。
これにより、体温調節機能が高まります。
水温が高い場合は、温熱効果による血管の拡張や血圧の低下も期待されます。
特徴③・・・水圧
水の中では、水圧により陸上よりも高い負荷が
胸部にかかります。
呼吸をするときにより強い力が必要になるので、
呼吸に関わる筋肉を鍛えることができます。
また、水圧によって皮膚や血管が圧迫されることによる
血液循環の改善という効果もあります。
特に下肢に圧力がかかるため、
足のむくみ改善や、疲労回復効果が期待できます。
<喘息患者の運動療法として>
水泳やプールでのウォーキングは、
喘息を抱えた人への運動療法として用いられます。
水中での運動は、ランニングと比べて
運動後の肺機能の活動低下が緩やかなため、
運動により誘発される発作が起こりにくく、
比較的安全に運動が行えるので、
喘息の発作予防や改善のために処方されます。
特徴④・・・水の抵抗
水は空気よりも抵抗が大きく、
進行方向と反対に抵抗がかかります。
進行速度が増すと水の抵抗も増し、
その大きさは、速度の2乗に!!
つまり、早く泳げば泳ぐほど、
抵抗もどんどん増していくということになります。
この抵抗に負けないよう動くことで、
筋力の向上やエネルギー代謝が高まるなどの
健康増進効果が期待できます。
これからの季節に
水のもつ特徴と水中での運動による効果について
解説させていただきました!
水中での運動は、水そのものが体への負荷となり、
ダイエットや筋力向上に高い効果が期待できます。
また、怪我をしていたり、動きに制限のある時でも、
水中でなら浮力という水の力を借りて運動を行えるため、
水泳以外のスポーツをされている方にもプールでの運動はおすすめです。
これからの暑い季節、外を走るのは、
時間帯によっては熱中症などの心配もあります。
日中に熱せられたアスファルトの道路は、
夕方、夜になってもモワモワと熱気を発していたり・・・。
暑い季節のダイエットには、
ぜひ、プールでの運動を取り入れてみましょう!!