代謝について解説!体を体を動かすエネルギーとは何か?
こんにちは!
カロリートレードジャパン四日市店です!
今回は少しマニアックな内容となっていますのが、ご興味のある方はぜひ最後までお付き合いください。
体を動かすエネルギー
人が身体を動かす時、必ずエネルギーが必要になってきます。
人間の体内では、「ATP(アデノシン三リン酸)」という物質を「アデノシン二リン酸」と「リン酸」という物質に分解する際に発生するエネルギーとして利用しています。
このATPは体内に無限にあるのではなく、消費しては生産する「再合成」を繰り返しています。ATPを再合成して筋肉に供給する方法を「エネルギー供給系」と呼びます。
エネルギー供給系は大きく3つに分けられていて、運動の様式によって使い分けられています。
そこで今回は3つのエネルギーの特徴をそれぞれご紹介していきたいと思います!!
ATP-CP系
このエネルギー代謝は3つのエネルギー供給系で最も速く多量のATPを生産し、筋肉へエネルギーを供給する時にメインで使われる供給系になります。
例えば、100m走やウエイトトレーニングなどの短時間で高強度の運動をする際にこの再合成の方法が用いられます。
このエネルギー供給系では、筋肉の中にあるクレアチンがリン酸と結合してクレアチンリン酸となり、ADPにリン酸を与えることでATPを再合成しています。
しかし、このエネルギー供給系ではすぐにクレアチンリン酸が枯渇してしまう為、長時間ATPを供給し続けることができません。
ATP–CP系の持続時間は8秒程度と言われています。
解糖系
解糖系はATP-CP系の次に速くATPを作り出すことができ、筋肉へのATP供給の維持可能時間もATP-CP系に次いで短いのが特徴です。
10秒から70秒ほどしか持続できない強度の運動、例えば800m走のよう8〜9割の力を出す運動の際にメインで使われます。
また、解糖系では筋肉中のグリコーゲン(糖質)を利用してATPを生産しています。このグリコーゲンが分解され最終的に乳酸が作り出されることがありますが、作り出された乳酸はATP生産のエネルギー源として使われるので疲労物質ではないのです。
有酸素系
有酸素系は酸素を利用してATPを生産する方法です。
このエネルギー供給系は、ATP生産スピードは遅いものの、3つのエネルギー供給系の中で最も長い時間ATPを供給し続けることができます。
70秒以上持続できるくらいの低強度で持久性が必要となる運動、例えば、マラソンのような長距離走などの運動の際にメインで利用されます。
まとめ
エネルギー代謝についてざっくりとご紹介いたしました。運動中に体の中では何が起こっているのか、なんとなくご理解いただけたでしょうか?
有酸素運動では有酸素系がメインで使われ、無酸素運動ではATP-CP系や解糖系がメイン使われている。
これだけわかれば、本日のブログの内容としては十分です!
一口にエネルギーと言っても、色々な方法で作り出されているんですね!